そろい踏みで支持を呼びかける、(左から)長砂、松本、橋本、田中、平林、成宮の各氏(4月5日、京丹後市)

 日本共産党丹後地区委員会は、19日告示・26日投票でたたかわれる、京丹後市長選・市議選の勝利を目指し、5日、市内4カ所で街頭宣伝を行いました。同市峰山町のショッピングセンター前では、応援に駆け付けた同党の成宮真理子府議とともに、市長選に立候補予定の「ともに京丹後」共同代表の長砂こうき氏、市議選に立候補予定の、田中くにお、平林ちえみ、橋本まり子、松本なおきの各市議が勢揃いしました。

 長砂氏は、地域を訪問する中で、「願いが市長に届いていない」という切実な声が寄せられていると強調。自身が目指す「誰もが幸せな京丹後」の実現に向け、当選すれば、まず暮らしや営業の実態調査を行い、必要な施策を講じていくと述べました。また、調査の中で新型コロナウイルスの影響を把握し、適切な支援策を実行したいと語りました。

 その上で、地域経済振興、子育て支援、医療・福祉充実などに向けた「すぐやるプラン」の中身を紹介し、「市民に寄り添った市政に、この4月、必ず変えます」と力を込めました。

 成宮府議は、新型コロナウイルス感染拡大のもと、府北部では専用病床が8床しかなく、最前線で対応にあたる保健所の体制も縮小されてきたことを指摘。「医療体制、保健所のことを問題にし、向き合ってこなかった市の責任も問われている。行政のあり方を根本から見直すべきだ」と訴えました。

 その上で、「市民の暮らしに寄り添った市政に変えるという長砂さんと、市議選では4人の当選で、はっきり変えよう」と呼びかけました。

 田中議員は、これまで取り組んできた、基幹産業である農林漁業の振興とともに、米軍問題できっぱりものを言う議員として奮闘を続けると決意を表明。

 平林議員は初当選以来、求めてきた子ども医療費無料化が高校卒業まで拡充したことを紹介し、さらに現物給付へと拡充させていくと訴えました。 

 松本議員は、市役所網野庁舎跡地の活用などをめぐり、地域づくりを市民の要望をもとに行うよう求めていきたいと強調。また、文化芸術振興条例の実践に向けた計画づくりに取り組みたいと語りました。

 橋本議員は、小中学校普通教室へのエアコン設置の実現など教育環境の整備に取り組んできたことを紹介。さらに全教室へのエアコン設置とともに、老朽化した学校トイレの早期改修の必要性を訴えました。