「3歳を迎えて、こんなに医療費の負担を感じるとは思いませんでした」。2月で4歳と1歳半になる男の子を育てる下谷美緒さんの実感です。

 上の息子は食物アレルギーがあり、月1回の定期受診と薬が必要で、2歳までは無料(月200円負担)だった医療費が、新たな出費となりました。

 京都市は、3歳以上の通院医療費に自己負担が発生する府内唯一の自治体。「『子育て・教育環境日本一』の実現に向けて」とうたい、3歳以上の通院医療費にかかる自己負担額の上限を3000円から1500円に引き下げたのは昨年9月です。

 定期受診に加えて、小児科と歯科、耳鼻科などと違う医療機関に受診がまたがると、上限1500円とはいえ、負担は大きいもの。医療機関が複数になる場合、合算して1500円を超えた額を申請すれば払い戻される制度ですが、「フルタイムで働いていると申請手続きはおっくうになる。これで〝子育て環境日本一〟と言えるのでしょうか」と驚きます。

 通院の窓口負担が中学卒業まで無料なのは、府内で21自治体。「ほかの自治体のように、中学校卒業まで窓口負担がないのが一番。どの子も安心してお医者さんにかかれる京都市になってほしい」