中学校給食

 すべての子どもたちに、温かくて栄養のある中学校給食を実施してほしい―。京都市に、全員制の中学校給食の実施を求める署名を周りの保護者に広げ、1238人分(2019年12月15日現在)が1カ月ほどで手元に届きました。「署名用紙を手渡して声をかけただけなんですよ」と言い、多くの保護者の切実さを実感しています。

 長女の保育所時代の保護者仲間との食事会の席で、遅れた京都市の中学校給食が話題になったのがきっかけ。「八幡市や久御山町、長岡京市でも給食になった」、「小学校では和食給食にも力を入れる京都市が、なぜ同じ義務教育の中学校で食育を台無しにするのか」、「どうしたら実現できる?」など、疑問や愚痴が、行動につながりました。

 LINEでつながる保護者仲間、学校行事で出会う親に声をかけ、家族や親戚、職場の人へと広がっています。協力してもらえるか半信半疑で、なじみが薄い保護者にも声をかけて40分ほどの間に100人を超える署名が集まった経験も生まれ、「ほとんどの人が応じてくれました。言うて見るもんですね」と手応えを感じています。

 「どの市長候補者も公約に挙げざるを得ないくらいに親の声を広げ、給食を実施させたい」

「週刊京都民報」1月5日付より