新日本婦人の会北支部は12月21日、京都市北区内でクリスマス会を開き、目前に控えた京都市長選(1月19日告示)で、京都市政に期待する子育て、暮らしの願いを出し合いました。

 中学校給食の実態や避難所の整備状況、自衛隊に対する市民情報の提供の仕方など、京都市政の話題をクイズ形式にして提供した後、市長選に立候補を予定する福山和人弁護士を囲んで歓談しました。

 福山氏は、候補者選びで迷った場合の見分け方のポイントとして、「京都に活力」などと抽象的な言葉ではなく、具体的な政策が示されているかだと強調。その上で、自身が提案する「くらし応援すぐやるパッケージ」を紹介し、子育て分野の▽子どもの医療費を中学校卒業まで無料▽中学校の全員制給食▽国保料の子ども(18歳まで)の均等割免除―などと合わせ10項目を紹介し、「すべて実現するのに約70億円(京都市の予算の1%未満)で可能です。必要なのはやる気だけ」と訴えました。

 参加者からは、「保育士の処遇改善をどうするか」「小学校の専科教員を増やして」「子連れで安心して本屋に行けるよう、成人誌のゾーニングなり規制ができないか」と、要望が出されました。

 要望・意見を受け止めた福山氏は、ほぼ公約に盛り込まれていると応じ、書店での成人誌の規制については、条例で規制ができるのか検討したいと述べました。