京都総評定期大会
定期大会であいさつする梶川議長

 京都地方労働組合総評議会(京都総評)は7日、第88回定期大会を京都市中京区のラボール京都で開き、2019年度の重点課題に基づく運動方針と秋季年末闘争方針を確認し、新役員を選出しました。

 重点課題は、▽憲法改悪阻止、憲法を守り生かすことを求めて一大府民運動を展開▽暮らせる賃金と均等待遇、まともな雇用を求め、権利としての社会保障の確立で暮らしを守るたたかい▽産業労働者の多数派結集、地域ユニオンの全地域での結成と強化拡大―など5項目。

 梶川憲議長はあいさつの冒頭、最低賃金が改定される10月1日に、消費税10%への増税が強行されることに対し、「最賃改定を吹き飛ばし、生活破壊と経済に冷や水を浴びせる」と安倍政権を批判。「抗議の声を上げ続け、暴走する安倍政権を終わらせる決意を表明する」と述べました。

 また、京都総評として4800人の参加で取り組んだ、生活実態と公契約実態の2つの調査結果を基に、全国一律最賃1500円、併せて中小企業への実効ある支援策を求める運動を団結して進める意向を強調。来年2月の京都市長選に向け、草の根野党共闘を加速させてたたかう決意を表明しました。

 来賓として、全労連、全労協、自由法曹団京都支部と、政党から日本共産党の倉林明子参院議員、新社会党京都府本部の池内光宏委員長があいさつしました。

 選出された新役員は次の通りです(敬称略、新以外は再)。▽議長=梶川憲▽副議長=奥井正美、河口隆洋、酒井仁巳(新)、福島功、山本善五郎、吉岡勝▽事務局長=柳生剛志(新)。