テープカットする、市田副委員長(左から5人目)、岡野代表取締役(同右)、渡辺委員長(左から4人目)ら各界からの参加者(6日)

 日本共産党京都府委員会は5月6日、新事務所の竣工式を開催し、各界からの参加者がお祝いの言葉を述べ、日本共産党の躍進を誓いました。

 同事務所は、1969年に建設された事務所を解体し、支援者の募金などを元に建設されたもの。竣工式には同党の国会・地方議員、府議会の自民、公明、府民クラブの府議、建設業者、府内の幅広い団体関係者が参列しました。

 参加者によるテープカットのあと、渡辺和俊府委員長があいさつ。同事務所の歴史について、戦後すぐに民家や寺院などに事務所を置いた時代から、現在の府庁前へ移転し、5階建て事務所を69年に建設して活動してきた経過を紹介。今回の新事務所建設にあたって、数千人から募金が寄せられ、敷地を約2倍に拡大し、エレベーターを設置するなど使い勝手の良い5階建て事務所にすることができたと紹介。「ある人からは『貧者の一灯』としてわずかな年金から6年間募金を寄せていただくなど、多くの浄財によって建設できた。市民と野党の共闘を進めながら、市民に開かれた事務所にしていきたい。最初の大仕事が7月の参院選。必ず勝利し、今後日本共産党の躍進の礎となったと言えるように奮闘したい」と語りました。

 市田忠義・党副委員長は府党の歴史にふれながら、「党の事務所には、過去の選挙での勝利・栄光とともに、失敗と後退の歴史も刻まれている。そのたびに教訓を引き出し、保守、無党派の人々にも支えられ、不死鳥のように立ち上がってきました。7月の参院選で必ず勝利しよう」と述べました。

 自民党の秋田公司府議があいさつし、「お互いの立場、考え方は異なりますが、ともに府民の幸せと生活向上に全身全霊で取り組んでいると考えています。お互い切磋琢磨して、京都府政の発展のために努力したい」と述べました。

 岡野組の岡野益巳代表取締役、京都建築事務所の川下晃正社長、京都民報社の芦田文夫社長(立命館大学名誉教授)、全京都企業組合連合会の大嶋喜好会長、昨年の府知事選で奮闘した福山和人弁護士、京都総評の梶川憲議長があいさつし、穀田恵二衆院議員・国会対策委員長が閉会のあいさつをしました。西脇隆俊・京都府知事、門川大作・京都市長、村田正治・府議会前議長がメッセージを寄せました。倉林明子、井上哲士両参院議員が参加しました。

日本共産党京都府委員会の新事務所(京都市中京区)