「安倍政権は今すぐ退陣」「辺野古の埋め立て絶対反対」などと訴えてデモ行進する、「19日行動」の参加者ら(12月19日、京都市内)

 「安倍政権は今すぐ退陣」「辺野古の埋立て絶対反対!」――年内最後となった、「19日行動」が京都市中京区の京都市役所前で行われ、市民ら420人が参加し、デモ行進しました。安保法制の廃止をめざす市民アクション@きょうと、戦争させない京都1000人委員会、平和憲法を守り生かす京都共同センターの共催。

 デモ前の集会では、日本共産党の倉林明子参院議員があいさつに立ち、政府による辺野古への土砂投入強行を厳しく批判。「安倍政権は国が『私人』になりすまし、行政不服審査法を使って沖縄を踏みつけにしている。法治国家として許されない行為。辺野古への新基地建設ノーが、知事選や国政選挙で示された沖縄の民意」と指摘。トランプ米大統領に建設工事中止を求める嘆願書の署名が1カ月足らずで、必要な10万人分が集まったことを紹介し、「市民が『沖縄の民意に応えよ』と声を上げています。民主主義国家の総理大臣ならやることははっきりしている。アメリカに対して、辺野古に新基地はつくれないとはっきり言うべき」と訴えました。

 来年の統一地方選、参院選について「安倍政権の暴走は民主主義の破壊にまで及んでいます。2つの選挙で民意をはっきり示そうじゃありませんか。市民の皆さんと共同する野党とも力を合わせ、定数2の京都選挙区で自民党を追い落とす勢いで頑張ります」と決意を表明しました。

 新社会党、社会民主党、緑の党があいさつ。「9条改憲阻止まで頑張ろう」「国会で改憲勢力を3分の2以下にするため一緒に頑張りたい」などと述べました。自由党、国民民主党がメッセージを寄せました。

 また、辺野古への土砂投入と京都市の自衛隊への宛名シール提供に抗議する市民から発言がありました。

デモ前の集会であいさつする、倉林明子参院議員