安倍政権が強行成立させた「働き方改革」一括法の導入を阻止し、廃止の世論を広げようと、不誠実な国会審議の様子を収めた「第1話 働き方改革─高プロ危険編」(55分)の街頭上映が8月30日、京都市下京区の四条烏丸交差点で実施されました。

 国会審議の様子を可視化し、透明性を高めることで、不誠実で非民主的な国会議論を抑止しようと、法政大学の上西充子教授が代表を務める団体「国会パブリックビューイング」が取り組んでいるもので、京都でも上映運動を広げようと市民グループ「京都で国会パブリックビューイング」が主催したもの。

 この日は、ノートパソコンを通して上映。SNSで知り参加した人、視線を向ける信号待ちの歩行者らの姿がありました。

 収録内容は、「労働法制に穴を開けるな」との立憲民主党の長妻昭議員の質疑に「自分が岩盤規制に穴を開ける先頭に立つ」と答弁する安倍首相(衆院予算委1月29日)や、日本共産党の小池晃議員が「連日24時間働かせることも可能になる」と追及すると、答弁をはぐらかす加藤厚労大臣(3月2日参院予算委)らの審議などと、上西教授の解説付きです。

 主催者の一人、「エキタス京都」の橋口昌治さんは、「法律が通ったからといって反対運動を終わりにしないため、新しい宣伝方法として気軽に上映運動を広げてほしい」と話しています。

 「京都で国会パブリックビューイング」のtwitterアカウント=@Kyoto_KPV

■今後の日程
9月8日(土)19:30~20:30 四条河原町
9月20日(木)17:15〜18:15 二条駅西