日本の侵略戦争の終結から73年を迎えた15日、京都市右京区のライブレストラン「音や」で終戦記念日ライブが開かれ、プロやアマチュアのミュージシャンらが、反戦・平和の願いを込めて歌声を響かせました。

 終戦記念日ライブは今年で9回目。年に1度は、プロテストソング(抗議の歌)や反戦歌など、戦時中には歌えなかったであろう歌を歌って、二度と終戦記念日をつくらない意志を示そうと、松尾雅蕉さんの提案で始まったものです。

 今年は、「終戦記念日 この記念日は2度と作ってはならない」がタイトル。中国北部から無事に帰還したが、戦中の話はしなかった父親の思いに触れて、「サイモン&ガーファンクル」の曲を披露する人、安倍改憲はやめてほしいと「さとうきび畑」を演奏する人、音楽ではなく、今年の沖縄全戦没者追悼式で披露された相良倫子さんの詩「生きる」を朗読する人など、それぞれのパフォーマンスで平和の願いを込めました。

 ゲスト出演の長野たかし・森川あやこさんは、「心許なきこの国で」、「同じ丘に立って」、「希求」などの、オリジナルソングで魅了しました。