来夏の参院選まで1年。日本共産党京都府委員会は、井上哲士(比例代表候補)、倉林明子(京都選挙区候補)両参院議員が、同党の躍進・勝利をめざして、府内自治体を駆け巡る「府内一巡・夏キャラバン」を7月25日にスタートしました。

 この日は、京都市右京区西院での宣伝を皮切りに、西京区の「日本共産党を語るつどい」でそろって訴え。「安倍政権ときっぱり対決し、野党共闘で国民の願いを前に進める日本共産党が大きくなってこそ、政治は動く」と比例は全国850万、京都で30万票の獲得、倉林明子参院議員再選を勝ち取ろうと支援を呼びかけました。

 井上参院議員は、通常国会を振り返り、刑法で禁じる賭博を合法化する「カジノ実施」法、過労死を促進する「働き方改革」一括法など、悪法を強行する安倍政治の転換は「待ったなし」だと強調。命を大切にする政治▽9条を生かした外交▽うそのない正直な政治への転換に奮闘する決意を表明しました。

 森友・加計疑惑の追及に対する安倍首相の答弁に、国民の7~8割が納得していないことを指摘し、議会制民主主義の根幹が問われるこの問題で、日本共産党が果たしている役割と、「安倍政権退陣まで徹底追及する」構えを紹介。政治を変える確かな力は市民と野党の共闘にあると述べ、「この共闘を広げながら、どの問題でも対決し頑張る日本共産党が伸びてこそ政治は変わる。京都から政治を変えるため、倉林さんとスクラム組んで頑張ります」と力を込めました。

 倉林議員は、原発ゼロ、消費税の滞納による差し押さえの中止など、庶民の願いを国会に届け、実現してきた活動を報告し、「消費税の増税反対の願いを届けるため、引き続き頑張ります」と決意。野党共闘の変化にもふれ、先の国会での「働き方改革」一括法案反対の論戦を紹介し、「野党共闘の中心で頑張る日本共産党を大きくして下さい。改選数2の京都で、自民党を追い落として勝たせてください」と力を込めました。

 同キャラバンには、来年4月の統一地方選の京都府・市会議員予定候補が参加。西京区では、成宮まりこ府議、河合ようこ市議、由良ひろみ、の各候補が決意を表明したほか、京都総評の梶川憲議長、「全国過労死を考える家族の会」代表世話人の寺西笑子さんらが連帯あいさつを述べました。