日本共産党京都府委員会は17日、京都市中京区の京都アスニーで「特別国会」報告会を開き、同党の穀田恵二衆院議員・国会対策委員長、倉林明子、井上哲士の両参院議員が国会をめぐる情勢報告を行いました。

 井上議員が北朝鮮問題について報告しました。北朝鮮の核・ミサイル開発について、開発を中止させ、戦争を起こさせないよう求めていることを強調。その上で、日本政府が「対話のための対話には意味がない」と異常な対話否定を行い、危機を高めていると批判し、国連や米国内でも対話を重視する動きがあることを報告し、「世界でも異常な対話否定をやめさせ、平和解決に力を尽くすべき」と述べました。

 穀田議員が、特別国会の論戦について報告。日本共産党が森友・加計疑惑の徹底究明の論陣を張り、メディアが注目するなど大きな反響を呼んだことを示し、「いよいよ疑惑が深刻になったというのが到達点」と述べました。また北朝鮮問題、消費税、社会保障切り捨て、沖縄米軍基地問題、原発問題、憲法、核兵器禁止条約などで安倍政権を追及したとし、「2018年は安倍政権の改憲と真正面からたたかう年。野党共闘をすすめ、この策動を打ち破ろう」と訴えました。

 倉林議員がこの4年半の実績と、19年参院選勝利への決意を訴え。消費税の強権的な取り立てをストップさせる論戦が多くの中小企業に喜ばれていることや、国保料(税)の差し押さえ停止の論戦、原発の避難計画の問題点など原発ゼロを迫る論戦などを紹介し、「13年の参院選の躍進で勝ち取った議席で、これだけのことができた。市民と野党の共闘をすすめ、要求実現を頑張り抜き、参院選で勝利したい」と決意を述べました。

(「週刊京都民報」12月24日付より)