命や平和の尊さ、改憲反対の意思を女性たちがアートで表現する「憲法9条を守る女性美術展」が、京都市上京区の「ギャラリーかもがわ」で開催中です。20日まで。

 第9回を迎えた今年は、絵画、陶器、布を使った作品など、99人から寄せらた113点を展示。今回は、孫が加わって母娘3世代での出品や、9条の条文をモチーフにし視覚障害者にも親しめるよう点字を施した絵、縦方向に繰り出す布地の物語絵巻などが初披露。昨年の女性展を鑑賞したオーストラリア人が、趣旨に共鳴して出品者になるなど、賛同の輪も広がりました。

 出展者のメッセージには、「芸術を武器に平和を希求します」「意思表示しないことは容認すること…憲法の改悪を阻止しましょう」などと願いや決意が込められています。