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■京都の文化財守って
 府の職員として長年、文化財保護行政に従事し、退職後も研究者として文化財保護に関わっています。
 文化財保護で最も重要なのは職人の確保です。職人の雇用・賃金を守ることが日本の伝統建築・文化財を守ることにつながります。しかし、今の日本の職人は、雇用が不安定で、収入も見通せず、後継者が途絶えようとしています。日本の文化財行政を大きく見直すべき時です。

 日本共産党の議員さんは文化財保護、特に職人の雇用・賃金を守ることの重要性を理解していただき、議会でも取り上げてもらいました。雇用を守ること、中小・零細業者も参加できる入札制度のあり方、材料や道具不足の問題、地域経済の振興策などに真剣に取り組み、提案されています。

 国が本気になって京都の文化財、町並みを守ることに取り組めば、たくさんの仕事が生まれ、地域は活性化します。この提案をされているのは日本共産党だけです。日本の文化財を守る国政、府政に変えるため、参院選での躍進に期待しています。