20160708-0220160709-01

■共産党の英断に敬意
 私は政治について発言しない主義でした。その立場を変えさせたのが安倍政権です。この政権だけは批判しなければならない。安倍政権は大変な極右政権です。閣僚の多くが、日本の侵略戦争を正当化する改憲・右翼団体「日本会議」を支援する「日本会議国会議員懇談会」の所属議員です。その政権のもと、憲法違反の集団的自衛権行使容認の閣議決定が行われ、安保法制が強行された。

 次の狙いは改憲です。しかし、安倍首相は再びアベノミクス選挙をやろうとしている。選挙が終わったら改憲など許されないことです。

 そもそもアベノミクスで経済効果はあったのか。安倍首相はこれまで、株価上昇を得意がってきました。しかし、安倍政権前から上昇は始まっており、投資先を探していた海外の投機資金が日本市場に流入したことによるものです。アベノミクスとは何の関係もありません。しかも、英国のEU離脱で日本の株価は暴落です。

 やるべきことは、憲法を守り、日本経済の質を良くすることです。広がった格差と貧困を是正するため、正規雇用を主流にし、派遣労働は禁止すべきです。

 安倍政権打倒へ、参院選の1人区での野党統一候補実現のために共産党は候補者を下ろしました。賢明な判断であり、共産党には一目置いています。安倍政権ストップへ、野党共闘勝利を期待します。

(写真=片桐資喜撮影)