20150606-02 向日市で子どもの医療費無料化が、入院分で中学校卒業まで、通院分で小学校卒業まで拡充されることになります。開会中の6月市議会で提案された補正予算案に盛り込まれたもので、市民と日本共産党の運動の成果です。

 補正予算案は18日に採択され、9月から実施される予定。同市の制度はこれまで、入院で小学校卒業まで、通院で就学前まで(小学校卒業まで月3000円以上分を償還払い)と、府内15市中11市が府の制度に上乗せして小学生以上へ医療費無料化(通院分)を拡充するなか、低い水準にとどまっていました。

 同市では、保護者有志が「子どもの医療費無料制度を向日市に求めるネットワーク」を結成し(2003年)、市とタウンミーティングを実施したほか03年、05年、10年でのべ2万7000人以上の子どもの医療費無料化の拡充を求める請願署名を提出。いずれも自民系、公明、民主系の会派の反対で否決されましたが、日本共産党は毎年議会質問で取り上げ、拡充を求めてきました。
 また4月の市長選では、日本共産党が応援した「新しい民主市政をつくる市民の会」の櫻田忠衛候補が「中学校卒業まで完全無償化」を掲げました。
 小学2年生と0歳の2児の母親(46)は、「ケガが多くなってくる歳なので助かる。償還払いから現物給付になったのもよかった」と話します。また3歳の双子と0歳の子どもを持つ竹中英生さん(34)は、「先まで(無料化)制度があると安心して子育てできる」と喜びます。

 日本共産党向日市議団(山田千枝子団長、6人)はさらに、6月議会に乙訓社保協から提出されている中学校卒業までの無料化拡充を求める請願の実現に向け、全力を尽くしています。