帝国データバンク京都支店が5日発表した、10月度の府内企業倒産件数は27件(負債総額53億7800万円)でした。
 前月から、倒産件数は3.6%(1件)減、負債総額は2.3%(1億2200万円)増加しました。
 倒産の主要因は「景気変動」が25件で構成比は92.6%。資本金別では個人経営の倒産が40.8%(11件)。業種別では「食品」「サービス」がそれぞれ18.5%(5件)で最多発となっています。
 同支店は京都地区の倒産について、「件数に表れていないものの、自己破産の準備に入った先も増加している。社会保障制度の将来不安などから、消費者の生活防衛意識が強まって消費不振が続いて」いると指摘し、「年末にかけて企業倒産は増えるものと見られる」と述べています。