西陣ドラゴンまつり 西陣で働く職人や住民が地元を盛り上げようと企画した「西陣ドラゴンまつり」(同実行委員会主催)が上京区の西陣織会館で始まりました。実行委員会には西陣学区自治連合会長をはじめ、大学教授、職人など15人が参加し、8000枚のビラを配布するなど参加を呼びかけてきました。19日まで。
 同祭では、内田信子さんによる「百龍展」をはじめ、映画上映会(15、16日)、手作り職人展(18、19日)、西陣スタンプラリー(同)、西陣歴史散策(同)が予定されています。
 「百龍展」会場では、龍の紋様のある帯や着物地などを使ったタペストリーや額絵などの作品が展示されています。「宇宙を舞う龍」と名付けられた作品は縦137㌢横4㍍70㌢の大作で、グリーンは自然エネルギー、赤は目標に向かう情熱を表しています。また、雨龍紋、昇天龍紋、飛龍紋などのデザインやねぼけた龍、やせてこっけいな龍、勇ましい龍等様々な姿態の龍の染めや織り、刺繍が紹介されています。
 職人展には、50人が手作り作品を出品するほか、刺繍や織りの実演も行われます。実行委員会の古武博司さんは「地元を盛立てようと住んでいる人たちが立ちあがっていることが素晴らしいと思う。多くの人に西陣を知ってもらい、活性化につなげていきたい」と話しています。
 ○映画上映会「西陣の姉妹」15日=10時、14時、18時半、16日=10時、14時。500円(飲み物付き)。○上京・西陣歴史散策18、19日11時、西陣織会館5階集合。○西陣スタンプラリー18、19日の13時、西陣織会館5階集合。問い合わせ先は事務局TEL075・441・9620(古武)、TEL075・423・2161(上京民商)。