穀田恵二衆院議員 日本共産党丹後、与謝両地区委員会は7日、穀田恵二衆院議員を迎えた原発問題講演会を、京丹後市大宮町のアグリセンター大宮で開き、150人が参加しました。
 穀田氏は、1988年にIAEA(国際原子力機関)が過酷事故対策を求めたのに、「過酷事故は起こり得ない」として安全神話に固執してきた政府の対応を批判。予算の使い方について、この5年間で原発には5兆円、一方で自然エネルギーには6000億円という実態を指摘し、「政治が自然エネルギーへの転換に本腰を入れなければならない。速やかな政治の決断と国民的な議論が重要です」と訴えました。
 また、「原発のない社会とは我慢の社会ではなく、大量生産・大量消費をやめ、夜遅くまでの労働を見直して、人間らしい働き方の確立された社会です」と力説しました。さらに、住民と日本共産党の31年にわたる反対運動で関電の久美浜原発建設計画を断念させた経験を紹介、今後のたたかいの大きな力になると強調しました。
 講演を聞いた女性(34)=綾部市=は、「住民の立場でいつも地道に活動を続けてきた共産党だから、信頼して脱原発の思いを託せます」と話しました。
 また、平林智江美京丹後市議が南相馬市でのボランティア支援などについて、光永敦彦府議が府議団の議会内外の活動についてそれぞれ報告しました。