茅輪くぐり 北野天満宮(京都市上京区)の祭神である菅原道真の誕生日(845年)にあたる25日は御誕辰祭が営まわれます。桜門(写真)には、5メートルもある大きな茅萱(ちがや)でつくった輪が掲げられ、ここを参拝者がくぐります。
 輪をくぐると熱中症など夏病などにかからないと言われています。参拝者には8センチほどの茅の輪が授与されますが、桜門の大茅の輪をはがして、めいめいが小さな輪を作って持ち帰ります。
 左京区から訪れた75歳の女性は「毎年来てるんですが茅の輪を作るのは初めてです。来年は大学受験を迎える孫が合格するように輪を作って持ち帰ります」とにこにこ顔で話しながら、10センチほどの輪を一生懸命に作っていました。
 参道両側には出店がたくさん立ちならび、大勢の参拝客が品定めをしています。(仲野良典)