二月堂竹送り 11日早朝より京田辺市普賢寺地域で、奈良東大寺二月堂の春を呼ぶ行事・修二会「お水取り」で使われる巨大松明をつくる竹を寄進する「二月堂竹送り」が行われました。地域の住民でつくる「山城松明講社」が中心となって、途絶えていた風習を復活させたもので、今年は37回目。大勢の参加者、見学者や報道関係者が集まりました。
 同地域の竹林から朝8時前に竹を掘り起こし、いったん地元農家の方の農産物等直売施設でもある「普賢寺ふれあいの駅」で休憩します。ここでは地域住民の方が参加者などに大根炊きを振舞われます。近くの普賢寺大御堂観音寺で、二月堂までの道中安全を祈願し、住職が竹を寄進された方の氏名・団体名とそれぞれの願いなどを竹に揮毫きごうします。
 その後、参加者一同で寄進される8本の竹を担いで田畑の中を歩き、近くに待機しているトラックに載せて二月堂まで運びます。
 奈良市二月堂までの送迎バスも用意され、事前に希望していた参加者は、今度は二月堂まで竹を受け取る行事にも参加することができます。(青木)