救命救急センターを 日本共産党京都府委員会は19日、与謝郡与謝野町で京都府北部の救急救命医療問題を考える懇談会を開催、120人が参加しました。
 同党の吉田さゆみ衆院京都5区国政委員長と京都民医連第二中央病院の門祐輔院長が問題提起を行いました。
 吉田氏は、「倒れるなら京都市内で…」と言われるほど医師不足から来る深刻な府北部の医療の現状を紹介。昨年導入された但馬救命救急センター(兵庫県豊岡市)のドクターヘリの出動件数の約22%が府内からであることを示し、「府北部に救命救急センターの設置は待ったなし。私たちの声をあげ、運動したことで、京都府もセンターの検討を始めると府議会で表明した。実現へ運動を広めよう」と呼びかけました。
 門氏は、同地域の医療の問題点として、医師総数、病院勤務医の双方とも減少していることを紹介し、公的病院である与謝の海病院や舞鶴市の4病院の果たす役割の大きさと、医療圏、市町村、府県を越えた連携、ドクターヘリの重要性などを指摘。安心できる医療体制をつくるために、◯国の医療・社会保障費抑制政策の転換◯地域に求められる医師(総合医、産婦人科医、麻酔医、など)の増員◯府があらゆる医療関係者の力を結集するイニシアチブをとる◯住民参加の医療再生の道を探る、などを提起しました。
 参加者からは「脳梗塞で与謝の海病院に搬送されたが、豊岡に転送された。与謝の海でも治療を受けられるようにしてほしい」、「北部地域で救急救命体制確立に与謝の海病院の役割は重要。きちんと整備してほしい」、「宮津・与謝の救命救急士の充足率は7割以下。100%にしないと人命は救えないのではないか」などの意見が出されました。
 なお、懇談会では、丹後に24時間365日安心できる医療体制の確立へ向けて署名に取り組むことがよびかけられました。
 懇談会を共催した同党与謝、丹後両委員会の山岡明(与謝)、荒田保次(丹後)両委員長もあいさつしました。