大河原としたか 日本共産党京都府委員会(渡辺和俊委員長)は6日、16年7月に行われる参院選の京都選挙区(定数2)に、弁護士の大河原としたか(壽貴)さん(38)を擁立すると発表しました。大河原さんは同日記者会見し、スタート宣伝を実施。「安倍政権と対峙し、暮らしと憲法を守りたい」と決意を訴えました。
 大河原さんと渡辺府委員長、井上哲士、倉林明子の両参院議員が京都市中京区内で記者会見。大河原さんは弁護士として12年間、派遣切りなど労働者の暮らしと権利を守る裁判、薬害問題、中国残留孤児国家賠償訴訟など戦争に関わる裁判をたたかってきた経歴を語り、「法律家のひとりとして、労働法制改悪や消費税増税など市民への負担増を行い、憲法9条改変など平和を脅かす安倍政権に厳しく対峙したい。市民の生活と憲法を守るために立候補を決意しました」と述べました。
 渡辺委員長は、「日本共産党は昨年の総選挙で躍進し、京都の党が持つ責任はさらに大きくなっています。13年参院選で京都選挙区を勝ち抜いた倉林さんとともに、3年ごとの参議院選挙で連続して京都で議席を確保したい。いっせい地方選の躍進、国政選挙での連続前進に総力を上げます」と語りました。
 大河原さんは会見後、京都市中京区の烏丸御池交差点で街頭宣伝し、立候補の決意を訴え。同党の穀田恵二衆院議員も参加し、井上、倉林、渡辺の各氏らとともに同党の躍進を訴えました。
【大河原としたか氏の略歴】 1976年、山形県東置賜郡川西町生まれ。京都大学法学部卒業後、02年に京都弁護士会に登録。京都第一法律事務所に入所。自由法曹団京都支部事務局長(08年)、京都弁護士会副会長(13年)を歴任。中国残留孤児国家賠償訴訟、原爆症認定集団訴訟、薬害C型肝炎訴訟などで弁護団活動。現在、京都憲法会議事務局次長、自由法曹団常任幹事。