第31回井手町母親大会(谷田みさお実行委員長)が12日、町内自然休養村ホールで開かれ、映画「おとうと」の上映やバザーなどに、120人が集いました。
 実行委員会から、この1年間の井手町での女性や子どもたちをめぐる取り組みを振り返って、後期高齢者医療保険料の値上げ、小中学校給食費の値上げ、子ども手当支給で増税になる世帯が出るなどの逆流が起こっているものの、一方で、特定健診での心電図検査の復活、来年度からの「一時預かり保育」実施決定、父子家庭への児童扶養手当支給等の大きな前進が生まれたことが報告されました。
 また、コミュニティバスの創設など、さらに女性の願いが生きる井手町にしていこうというアピールが採択され、国連へ提出する反核署名も多数寄せられました。
 参加者からは「無縁社会といわれる時代に、家族の温かさを再確認する良い映画を見れてよかった。今後も文化的な催しをしてほしい」という感想が寄せられました。
 実行委員会では、今後採択したアピールを要望書としてまとめ、町に提出する予定です。(MT)