帝国データバンク京都支店が5日発表した、10月度の府内企業倒産は47件(負債総額40億5000万円)で、8カ月連続で前年同月の倒産件数を上回りました。
 前月から、負債総額は115.8%増加(21億7000万円増)し、倒産件数は6.8%増加(3件増)しました。
 倒産の主要因は、市況の悪化にともなう販売・業界不振など、景気の変動による倒産が41件で全体の87.2%を占めました。業種別では、「建設」と「サービス」がそれぞれ13件(構成比27.7%)と多数を占めました。
 今後の見通しでは、「雇用・経営環境の悪化による消費の不振や競争激化、円高・デフレ進行と経営環境は引き続き厳しい状況にある」とし、「中小零細企業を中心に倒産件数は引き続き高水準を維持しそうだ」としています。