介護問題について考える学習会が25日、京都市内で開かれ、「認知症の人と家族の会」の高見国生会長が認知症介護の現状や要介護認定制度について講演しました。主催は京都社保協介護プロジェクト。
 高見氏は、認知症の母親を在宅介護した経験を語り、「認知症の知識がない人に認知症を理解してもらう大変さを痛感した」とのべ、社会的に認知症の認識を深める必要性があると訴えました。
 また、今年4月に改定された要介護認定基準が「軽度判定され、必要な介護サービスを受けられなくなる恐れがある」との批判におされ10月から変更されることになったことについて、「多くの団体や組織が運動し、国民の声が国を動かした」と語りました。