帝国データバンク京都支店が7日発表した、8月度の府内企業倒産は37件(負債総額29億5700万円)で、6カ月連続して前年同月を上回りました。
 08年8月との比較では、27.6%増加(8件増)し、負債総額は55.9%減少(44億2600万円減)しました。
 市況の悪化にともなう販売不振など、景気の変動による倒産が33件(全体の89.2%)と目立ちました。個人経営の倒産が48.6%(18件)で、負債総額5000万円未満が70.3%(26件)と小規模経営の倒産が相次ぎました。
 今後の見通しは、企業倒産は「ここにきて小康を保ちつつある」としながらも、雇用情勢の悪化や景気の停滞が続く見込みで、年末に向けて再び倒産が増勢に転じる可能性は否定できない、としています。