20090530-02.jpg  京都に豊かな放送文化をつくろうと、放送局労働者と市民が交流する「第22回放送フォーラム」(民放労連京都放送労働組合、日本放送労働組合京都分会主催)が29日夜、京都市上京区のNHK京都放送局で開かれ、約20人が参加。KBS、NHK京都両局の制作番組を鑑賞し、意見交換しました。
 NHK主催のライブイベントの企画・運営をすべて学生にゆだね、その奮闘模様を追ったドキュメンタリー「若気の至り」とKBSラジオ「早川一光のばんざい人間」の1コーナーで市民出資のKBS京都アクセスクラブが提供する「お脈拝見」をそれぞれ視聴しました。
 制作を担当したNHKの田中涼太ディレクター(京都分会委員長)は、NHKと若者の接点をつくることが課題といい、「学生と距離を置くのではなく、飛び込んで番組をつくったことが良かった。次の番組づくりにもいかしたい」と説明。KBSの藤村稔治さんは、「お脈拝見」では、格差・貧困をテーマに、現役の非正規労働者に職場の実態を語ってもらったこともあるとのべ、「市民が番組を買い取り、地域に根ざした気概ある番組づくりを心がけている」と話しました。
 最後に、KBS労組の古住公義副委員長がKBS京都再建について報告し、「40万人署名や多くの人に支えられ、一昨年秋に更生手続き集結を迎えました。今後は放送番組で市民の期待にこたえていきたい」とのべました。