昨年5月に結成した「京都・映画人・9条の会」は29日、京都市左京区で1年の活動報告と今後の活動方針を確認しました。
 村主哲夫事務局長は、各地で『蟹工船』上映会を実施してきたことを報告。今後は「各地域の9条の会との連携を深めて、平和の映画を上映していきたい」と述べました。
 総会に続いて、新作映画の『鶴彬―こころの軌跡』の試写会を行い、プロデューサーの平野寛氏が講演。戦時中、反戦の川柳を世に出し、特高警察に弾圧された鶴彬の短い生涯を追ったドキュメンタリー映画について説明し、「彼の平和への遺志を現代でも継いでいきたい」と述べました。