第3回目の「全国一斉学力テスト(全国学力・学習状況調査)」(小学6年、中学3年の全児童生徒対象)が21日、実施されました。これに先立つ20日には、京都教職員組合(藤本雅英委員長)と京都府民会議(子どもと教育・文化を守る京都府民会議)が、京都市内の繁華街で緊急宣伝を行い、「文科省は、全国一斉学力テストを中止せよ」と訴えました。
 参加者らは、現行の同学力テストに賛成している65都道府県・政令都市の教育委員会が3割にとどまっていること、京都府教育長が、「毎年実施するのは疑問。もっと必要な政策にお金を使ってもらいたい」などと述べていることを紹介し、「百害あって一利なしの全国一斉学力テストは一刻も早く中止し、どの子にもゆきとどいた教育をすすめるため、国の責任で30人学級実施などの条件整備を求めます」と語りました。
 配布していた同テストの中止を求めるビラを受け取った女性は、「こんな教育のあり方はおかしいですね」と話していました。(A)