南禅寺は今から710年あまり昔の正応4年(1291年)、亀山法皇が無関晋門禅師(大明国師)を開山に迎えて開創されました。南禅寺にある三門は、五間三戸二階二十門の規模で左右に山廊をもち、禅宗(唐)様からなる三門正規の形式の雄大な建築です。また方丈は、大方丈と小方丈からなり、大方丈は内部に桃山前期の狩野派の手になるとされる障壁画が124面あります。一方、小方丈は、内部に探幽筆といわれる「郡虎図」40枚があります。大方丈・小方丈にあるどの作品も国の重要文化財に指定されています。
 この日は、平日にも関わらずたくさんの観光客で賑わっていました。桜は、まだつぼみが多くこれからという感じですが、法堂や三門の周りに少しだけ咲いている桜は淡いピンク色でとても美しかったです。南禅寺に入る前の道路わきにも桜が綺麗に咲いていて、中でも大きなしだれ桜がとても目をひきました。

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桜スポットDATA
  • 住所:京都市左京区南禅寺福地町86
    TEL075・771・0365
  • 交通:市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩8分、または地下鉄東西線「蹴上」下車徒歩10分
  • 拝観時間:08:40~17:00
  • 拝観料:方丈庭園:一般500円、高校生400円、小中学生300円。三門:一般500円、高校生400円、小中学生300円。南禅院:一般300円、高校生250円、小中学生150円。
  • 開花状況:
  • 品種:ソメイヨシノ、ヤマザクラ ほか
  • url:南禅寺