京都市伏見区内で民青同盟、かえるネットなどでつくる「ふしみ青年サミット」主催の「『蟹工船』(小林多喜二原作、山村聡監督)上映会とつどい」が8日行われ、17人の若者が参加しました。
 上映に先立ち、今年6月に乙訓・ふしみ雇用シンポ「笑顔で働けてる?」実行委員会が行った「なくせ貧困! 青年雇用アンケート」報告集とアンケート実施風景のVTRが上映されました。実行委員会の山根智史代表は「今日、青年がおかれているひどい労働実態を若者の連帯した力で未来展望をつかむきっかけになれば」と語りました。
 上映会では、参加者が画面に釘づけで見入っていました。ほとんどが地元近くの若者達で原作を読んだ人は7人で、映画も観ようと訪れたといいます。「あれほど痛めつけられて立ち上がったのはすごい」、「映画の最後は労働者がつぶされてちょっとさびしかった」などの感想が出されました。
 上映会後は久御山町で畑作りをしている若者が持参した賀茂茄子の手作り料理など食べながらにぎやかに懇談しました。(仲野良典)