京都はぐるま研究会は3日、京都教育文化センターで夏季研究集会を行い、約70人が参加しました。絵本作家の宮西達也氏が自作の大型絵本で読み聞かせを行いました。小学生も参加しており、絶妙の合の手が入り、楽しい一時となりました。
 全体集会では、北部はぐるま研究会の教師が子どもたちが文章をしっかりと読みこむことで豊かなイメージを描ける工夫をしている教育実践を報告。
 授業内容に対して、現場の教師や京都教育センターの研究者からは「作品をしっかり読み込むことで子どもたちが主体的に向き合う授業を創ることは重要」との意見とともに、「今年の全国一斉学力調査は漢字以外の基礎基本がなかった」ことから、文部省が進めようとしている新学習指導要領の「国語教育の変質」への危機感から「書かれていることを受動的(無批判)に読む」ことへの懸念の声が出されました。(M・A)