「民主府政の会」連続学習会の第1回「大山崎町の提訴が問いかけるもの 京都府の水問題を考える」が11日、京都市上京区の京都社会福祉会館で行われ、55人が参加。過大な府営水道の基本水量決定をめぐる大山崎町の運動や国がダム建設を強行しようとしている淀川水系整備計画などについて学びました。
 岩橋祐治京都総評議長があいさつし、「京都市長選では政策論戦で圧倒する状況をつくり出した。府政をめぐっては、橋下行革や4ダム推進の淀川水系整備計画などさまざまな問題がある。学習を基礎に選挙戦の準備を開始したい」とのべました。
 大山崎町の水問題では、「大山崎町の水を考える会」事務局の池田ひろ子さん、日本共産党大山崎町議団の堀内康吉団長が報告。堀内氏は、「府営水道導入8年間で水道事業は8億円の赤字。府の都合で企業分までも押しつけられている。高すぎる水はいらないという要求が町を動かしている」とのべました。
 日本共産党の前窪義由紀府議(防災を考える宇治市民の会)が淀川水系整備計画案と天ケ瀬再開発について府議会での知事との論戦を紹介。水問題研究家の佐川克弘さんが府営水道の問題点について、「府の水需要予測は過大な見積もりのごまかしがある。新たな水源を確保する天ケ瀬再開発の必要はまったくない」などと説明しました。