京都府立植物園のアジサイ 130品種約2000株のアジサイが植生されている府立植物園は今が一番の見ごろ。テマリ型の西洋アジサイは品種改良(日本アジサイが18世紀にヨーロッパへ渡って改良された品種が多い)され鮮やかな色彩と大きく豪華な花を咲かせています。一方、日本のアジサイは原始的で可憐な小さな花で、植物園に訪れる人には「味わいがある」、「深みがあって見飽きない」、「素朴な色合いが心和ませてくれる」など日本アジサイに人気があるようです。
 日本アジサイはガクアジサイ系統、ヤマアジサイ系統、アマチャアジサイ系統などの品種があります。ガクアジサイも伊豆半島産、覆輪アジサイ、撫子アジサイ、紅ガクアジサイ、清澄沢アジサイの他たくさんの品種が栽培保存されて花咲かせています。7月上旬ごろまで見ごろで一度植物園の日本ンアジサイを訪ねるのも往時の京風情が楽しめると思います。(仲野良典)