小林多喜二の「蟹工船」ブームが府北部でも広がっています。
 東舞鶴駅の南口前にあるスーパー「らぽーる」の書籍売り場では、6月に入って10日間で「蟹工船」が13冊売れました。買い求めるのは、20代、30代の若者と、「昔読んだことがあるけど、もう一度読んでみたい」という年配者が多い傾向です。
 店長は、「入荷したのが6月始め。書籍の人気は、京都市よりだいたい数カ月から半年後に舞鶴で人気が出てくる。『蟹工船』は少し早めに売れ出し、今好調な売れ行きです。この当たりでは、これからがピークになるのでは…」と話します。
 西舞鶴の別の書店でも、5月ごろから10冊ぐらい販売しました。