日本共産党など4野党が共同提案した後期高齢者医療制度廃止法案が参院本会議で可決されたことを受け7日、同制度の廃止を訴える緊急集会が京都市中京区で行われました。「後期高齢者医療制度廃止させよう中京連絡会(仮称)」の主催。同制度の廃止を目指す運動を強める決意を固め合いました。
 同「会」は元中京西部医師会長の岡田楯彦氏などの呼びかけで、政党、労組、医療団体などで5月に結成。
 会場の京都アスニーには、日本共産党の府・市会議員、民主党府議、医師、地域の高齢者など80人が参加しました。冒頭あいさつで岡田氏は、「制度の行き着くところは、保険料の負担増と医療内容を貧しくするもの」と強調。「一刻も早く制度を廃止させるため、中京区で運動を盛り上げよう」と呼びかけました。
 日本共産党の原田完府議と倉林明子京都市議は「党派を超えて国会を包囲し、衆院で可決するために声を上げよう」と訴え。民主党の田中健二府議は、「廃止し、元の制度に戻し根本的に医療のあり方を考え直さなければならない」と述べました。年金者組合、医師などが発言しました。
 集会後、JR円町駅で宣伝・署名行動を行いました。