京都社会保障推進協議会と京都総評は13日、京都市内で街頭宣伝し、政府が4月実施を狙う後期高齢者医療制度の廃止を訴えました。
 宣伝では、京都社保協が作成した署名ビラを市民らに配布しながら、各団体が訴え。京都医労連の森田しのぶ委員長は、保険料の年金天引きや「差別医療」となることなど、「中身が知られるにつれて怒りの声が広がっている。力合わせてこんな制度は廃止しよう」と呼びかけました。
 ハイヤー・タクシー運転手でつくる労働組合の代表は、「60歳以上の運転手も少なくない。『明日はわが身』と不安が広がっている」とのべ、病院職員は「診療報酬が定額となり、真面目に検査、治療するほど経営は大変になる。十分な医療が受けられず、お年寄りは長生きしていはいけないという中身だ」と批判しました。