「山本宣治(山宣)生誕120年・没後80年記念事業実行委員会」(安斎育郎代表)の第1回会議が27日、京都市内で開かれました。09年3月に生誕120年を迎える山宣を顕彰する各種事業の成功に向け、山宣祭実行委員会がよびかけたもので、日本国民救援会京都府本部、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟京都府本部、日本共産党京都府委員会などが団体として参加しました。
 安斎代表は「山宣の地元宇治で生活。山本宣治は時代を越えた思想家、実践家である。山本宣治の多面性に共感している。力を合わせて成功させたい」と発言。
 報告・提案を行った小松正明宇治山宣会事務局長は同事業について、「侵略戦争反対、平和と民主主義のために命がけで闘い、右翼に暗殺された山本宣治を顕彰し、多くの人に知っていただき、憲法改悪を許さない全国・京都的な闘いの一環としたい」と述べました。
 主な企画素案として▽第80回山宣墓前祭、全国交流会▽山本宣治生誕120年記念講演会▽映画「武器なき斗い」上映運動▽山宣の足跡を訪ねる旅―などが提案されました。第2回会議を5月に予定しています。(薮田秀雄)