京都民教連は26日、京都市上京区の社会福祉会館で「蔓延する生きづらさと子どもの未来 2008京都民教連研究集会」を開きました。
 全体会では、貧困問題などに取り組む作家の雨宮処凛さんが「生きさせろ! 難民化する若者たち」と題して講演。雨宮さんは、いじめやリストカット、右翼団体への入会、そこから貧困・労働問題に取り組むようになっていった自身の体験を述べました。
 雨宮さんの周りにあふれるフリーターや非正規雇用の青年たちが貧困や過労で苦しむ実態をあげ、「日本で生きていくことはまるで戦場のようです。その中でフリーターの労働組合ができたり、『反貧困ネットワーク』が作られるなど、大きな変化が起こっています。やれば変わるし、面白さを追求しながら運動を起こしていきたい」と語りました。
 その後、「いのち」「学校」「学びと授業」などのテーマに別れて分科会が開かれ、講演や討論が行われました。