22日の夜、京田辺市大住ヶ丘では、地域の自治会主催の「秋の虫の音を聞く会」が開催されました。38人が参加し、住宅地周辺で楽しめる虫時雨に耳をすましました。今年で3回目。
 はじめに、鳴く虫の専門家である河合正人さんが、木の上にも草むらにも、たくさんの鳴く虫がいることや、小さな虫が大きな音を出す仕組みなどについて、映像や音声を使って解説しました。
 話の後、団地の外周歩道を散策し、虫たちのオーケストラに聞き入りました。歩道は、草の茂る岸につながっていて、そこからクツワムシ、スズムシ、マツムシ、カンタン、各種のコオロギ等16種の虫の音を聞くことが出来ました。クツワムシ、マツムシを捕まえて人の手で羽根をこすりあわせ小さな音を出す実演には、参加者の驚きの声が聞かれました。
 参加者は、「日頃聞き流していたけど、こんなにきれいな音色とは知らなかった」「住宅地のすぐそばで、こんなに豊かな自然があるなんて。ぜひこの自然を守っていきたい」「ぜひ来年も取り組んでほしい」などと語っていました。(佐藤)