22歳で亡くなった中田衛一さんの過労死裁判を支援しようと、京都市内の青年らが14日、「中田衛一22歳過労死裁判支援ネットワーク」(中田衛一ネット)を結成しました。ラボール京都で行われた結成総会には青年ら66人が参加し、1000人以上の会員を集め、裁判に勝利しようと誓い合いました。
 弁護団の佐藤克昭弁護士が講演し、中田裁判の意義について、「会社の安全配慮義務違反の責任を問うと同時に、長時間労働・深夜勤務という今の日本の働き方、働かせ方でいいのかと提起するものにしたい」と強調し、支援の輪を広げ、原告としてたたかう中田さん夫妻を励ますことを訴えました。
 中田さん夫妻は「衛一の死を通して、若い人に働くことの意味や働き方を考える機会にしてほしい。(ネット結成に)今日、新たな力と勇気をもらいました。長いたたかいになりますが力合わせてがんばったいきたい」と話しました。
 同ネットでは労災認定・裁判勝利に向けて、傍聴やニュース発行、学習会などに取り組むことを決め、役員に藤原克東会長(京都職対連副会長)、西村大輔事務局長らを選びました。
 中田衛一ネットへの入会・問い合わせは、事務局℡075・803・2004(京都職対連内)、メールnakataeiichi.net@gmail.comまで。ホームページhttp://nakataeiichinet.web.fc2.com
                         ◇
 第2回口頭弁論が21日午後4時から京都地裁福知山支部で開かれます。京都市内からの傍聴希望者は送迎有り。同日午後1時、ラボール京都前集合。