来年2月の京都市長選へ立候補を表明している弁護士の中村和雄さんは4日、中村さんの推薦を決めた「市民本位の民主市政をすすめる会」とともに市内一円で初の街頭宣伝を行い、「同和団体とゆ着した不公正な市政をただし、住んでよかった、働いてよかったといえる京都市を市民と一緒につくりたい」と決意を訴えました。
 スタートとなった左京区の高野イズミヤ前で中村さんは、5月の立候補表明以来、各地への訪問や懇談を重ねる中で、市民の暮らしが大変になっていることを痛感したとのべ、「市長でもやれることはいっぱいある。格差社会を是正したい」と強調。一部同和団体とゆ着した不公正な行政の是正や情報公開・市民参加の徹底、憲法9条を守るなど基本政策を紹介し、「市政を変えれば暮らしは良くなります。若者からお年寄りまで、住んでよかった、働いてよかったと誇りをもっていえる京都市に変えたい。私と一緒に京都市を変えましょう」と呼びかけました。
 11人の推薦人の1人で、地元左京区在住の河村さやかさん=へいわ屋主宰=がマイクを握り、「中村さんが市長になれば、若者や障害のある人、女性の雇用を守り、母子家庭などのサポートもしっかりやってくれます。中村和雄さんをよろしくお願いします」と訴えました。
 演説を聞いていた、中村さんを以前から知る女性(47)は、「市民と同じ目線で考え、手足となって働いてくれる人。必ず市長になってほしい」と話していました。