国内外19か国約2000人の宗教者指導者らが一堂に会する「比叡山宗教サミット20周年記念 世界宗教者平和の祈りの集い」(日本宗教代表者会議主催)が3日、京都市左京区の国立京都国際会館で開幕しました。
 「集い」は、「宗教者の務めは平和と人間の大義のために献身すること」と謳い、アフガニスタンの韓国人拉致事件の人質早期解放を求める緊急声明を発表しました。
  開会式では、2つの記念講演が行われました。カトリックのフェリクス・マチャード師は「宗教者間の対話で平和を築きあげることは可能」としました。
 サウジアラビアのイスラム教徒、アヴドウラー・アレルヘダン氏は、「他宗教とともに、多くの脅威とたたかう機会をつくるべき」としました。 「和解と協力ー宗教・民族・国境を越えてー」をテーマに行われたシンポジウムでは、キリスト教やイスラム教、仏教など宗教の異なる7人のパネリストが、「宗教の究極の目的は平和でなければならない」と訴えました。
 4日は、大津市の比叡山延暦寺で「世界平和祈り式典」が開かれます。