大山崎町議会(定数16)は11日、臨時議会本会議を行い、真鍋宗平町長の3度目の提案となる2007年度の一般会予算案を日本共産党(6人)と住民の会、さわやか未来、懇話会の4会派9人の賛成多数で可決しました。住民の立場にたって財政再建を示す予算案に、これまで反対を続けてきたさわやか未来、懇話会も今回は賛成しました。
 3月議会、5月臨時議会に続き提案された今回の予算案は、これまで同様に、財政再建を中心にした編成。新たにバリアフリー構想策定費などを計上し組み直されたものです。07年度末に見込まれていた9億円近い累積赤字を約3億円に圧縮することを見込んでいます。
 日本共産党の堀内康吉議員は賛成討論で、「住民負担増と福祉の後退をさせずに、財政再建を中心にした予算」と訴えました。
 予算成立に堀内議員は、「この間、まともな理由もなく反対してきた野党議員も、道理を尽くした提案に反対できなくなりました」とのべています。
 自民系の大山崎クラブ、公明党は今回も反対しました。
 写真=一般会計予算案の採決で挙手して賛成する共産党議員(奥)。左は賛成する3会派。