帝国データバンクが6日発表した、5月の京都府の景気動向調査では、景気DIは前月比2・5ポイント落ち込み、42・9で2カ月連続の悪化となりました。
 近畿平均は44・6、全国平均は43・8でした。規模別では、大企業が前月比0・5ポイント改善する一方で、中小企業が同3・3ポイント減と大きく悪化。業界別では、改善は「金融」のみで、全般に悪化し、特に「小売」は前月比5・9ポイント減と末端消費の低調により大幅に落ち込みました。
 近畿ブロックでは、奈良以外の府県が悪化するなど景況感は全体的に悪く、京都の悪化幅は和歌山に次いで2番目でした。先行き見通しでは、活況な半導体市況の後押しで改善の期待感が出ているとしています。