新日本婦人の会京都府本部と農民連京都産直センターの田植え交流会が27日、亀岡市の同センター周辺で行なわれ、薫風の中、親子連れら350人が田植えや野菜の作付け、うどん作りなどを楽しみました。
 同交流会は、「安全でおいしい食料は日本の大地から」と産直運動を進めている両団体が行なっているもので今年で17回目。
 田植えは約30アールの水田に親子連れら数十人が一列に並んで、苗を植えつけました。宮崎由香さん(32)は夫と3人の子どもで初参加。「泥の感触が気持ちいい。自分が植えた米を食べるのは何だか新鮮」と話します。泥まみれでカエルを捕まえていた上田泰嘉(たいが)君(4つ)は「アメンボもいて面白かった」と目を輝かせていました。府内の農家や漁師ら約40人も参加し、朝取りの山菜や手作りのサバ寿司をはじめ、アジ、ブリなどの海産物をズラリと並べ、完売しました。美山町の尾崎末野さん(62)は「一生懸命つくったものが喜んでもらえると、またがんばろうという気持ちになる。ありがたい」と話していました。