大山崎町の3月定例議会本会議が23日開かれ、水道料金値下げや財政再建に向けて真鍋宗平町長が提案していた07年度一般会計当初予算案、水道事業会計予算案など4議案が日本共産党の賛成、野党5会派の反対で否決されました。
 一般会計当初予算は、昨年まで行っていた水道事業会計への2500万円の繰り入れを廃止するとともに、介護ベット購入補助費などの福祉予算を新たに盛り込んでいました。
 水道事業会計は過剰な府営水の基本水量の削減を前提に編成され、府営水の支払い負担を約半分の1億3000万円に圧縮し、5600万円の黒字を見込んでいました。
 一般会計について野党5会派は「赤字に向かう予算だ」(北村芳弘議員)などと反対し、水道事業会計についても、「府との対決姿勢を示すもの。住民負担増となる」(森田俊尚議員)などと反対しました。
 日本共産党は両予算案について「財政の立て直しを主眼にしながらも、福祉・くらしの下支えするもの」「基本水量の削減に正面から挑んだもので、議会として応援すべき」と賛成しました。