関西フィルハーモニー管弦楽団の団員らが、京都市左京区の哲学の道周辺で続けてきた「哲学の道 プロムナード・コンサート」の第99回目のコンサートが11日、白沙村荘橋本関雪記念館大画室「存古楼」で開かれ、市民約100人が演奏に聞き入りました。
 第100回を直前に控えたコンサートとあって、舞台右手には、橋本関雪の真筆「猟」(第9回文展出品、1915年)が展示され、「バロック協奏曲名曲特選」と銘打ち、アンコール曲もふくめ、ヴィヴァルディーとバッハの作品8曲を演奏。
 チェンバロ、フルート、弦楽器の7重奏という作曲当時に近い編成で、古風な音色を響かせていました。
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 第100回「大編成室内楽の神髄」 5月27日午後5時、白沙村荘橋本関雪記念館大画室「存古楼」。4500円(前売4000円)、学生4000円(同3500円)。問い合わせ先TEL06・6577・1381。