日本共産党宇治市議団(水谷修団長、8人)は21日、07年度宇治市予算案に対するコメントを発表しました。
 同議員団は、子どもの医療費助成制度の拡充などが盛り込まれたことを評価する一方、斎場使用料、体育館のトレーニング室利用料、大久保駅前の駐車場の夜間料金の値上げが行われるなど、市民に新たな負担を強いることを批判しました。
 介護分が7年連続値上げになった国民健康保険料について、一般会計からの繰り入れを京都市など他都市並に行えば、保険料の引き下げは可能と指摘。
 同和問題では、旧同和地域の児童・生徒だけを対象にした補習授業が廃止されるなど全面的な見直しが行われる一方、名称を変えてこれまで同様の同和事業が継続されることを批判し、「全ての事業を終結すべき」としています。
 予算規模は一般会計総額536億2000万円で前年度比3・6%増。政府の税源移譲と定率減税の全廃にともなう増収などで、市税収入は前年度比約31億4800万増となりました。(宮本繁夫)