約百数十年にわたって米穀商などが使ってきた町家(京都市中京区衣棚烏丸西入る)が、駐車場建設のため、2月1日から解体されようとしています。元の所有者や住民らは「町家を保存して欲しい」と訴えています。
 この町家は、「工場町家(こうばまちや)」と呼ばれ、敷地内に屋敷や衣装蔵、店舗、精米工場などがあり、住居と工場が一体となったものです。戦後一部が売却され、そこに駐車場建設計画がもちあがっています。
 工場町家は、西陣をはじめ京都市内各地の職人町で見かけられたものですが、近年はマンションや駐車場建設で、町中から消えつつあります。(詳しくは、「しんぶん京都民報」1月21日付号に掲載しています)